Saki Sakurai

形而上学的な理解

2021.11.04

奇跡のコースにとどまらず、一元論においては「この世界は存在しない」「この肉体は存在しない」「すべては幻想である」「わたしたちは夢を見ているだけである」「他人というものは存在しない」といったことが語られています。

そのレベルの話を繰り返し聞いても、困惑してしまいますね。わたしたちは、この世界も肉体も他人も存在している、と信じてしまっているから。信じてしまっているのに「これは夢だ」ということには何の意味もありません。

最初から、その形而上学的な話を理解することは求められていません。奇跡のコースの本を手に取るわたしたちの大半は、恐らく人生の中で人間関係とか経済的問題だとか健康問題とか、うまくいかない状況に直面して、それを(外界のレベルで)何とかしたくて学び始めるかと思います。そして、それでよいのです。

そのレベルから始めて、学びが進むにつれて(これはとっても緩慢なプロセスで、一足飛びに進むようなものではありませんが)、前述のような形而上学的な理解が自分の中で統合されていき、そして、最終的に「ゆるすべきなのは自分の心のみ」と理解します。

そして、真の癒しが受け取られるのはここだけです。