Saki Sakurai

外側を見ない

2021.11.06

人生の中で、何かうまくいかないように感じる時、それが誰かとの関係性のことであれ、健康問題であれ、わたしたちはこのように捉えてますよね。

①外側の世界に問題があって、②その結果自分が悲しんだり怒ったりしている

でも、事実はこうです。

①まず心に悲しんだり怒ったりする思いがあって、②それを外側の世界に映し出している

これを「投影」と呼びます。

なるほど。では心に素晴らしい思いだけを抱けばどんどん外側の世界も良くなるわけね!ポジティブシンキングね!!と思うかもしれませんが、わたしたちは、誰もが心の奥に「欠けている」「足りない」という根深い思いがあります。これを奇跡のコースは「罪悪感」と呼びます。

じゃあ社会的な成功を収めている人にはそれがないかというと、そういうことは一切関係ありません。この世界に生きるわたしたち、誰もが持っているものです。でも、わたしたちは、その心の奥の思いに気づかないようにしています。隠しています。それを見るのは、感じるのはあまりにも胸が押しつぶされる経験だからです。

だから、それを見ないで済むために、外側のことを対処するんです。外側で対処すべき問題を作れば、わたしたちは自分の心を見なくて済むから。問題はなんだっていいのです、病気でも、金欠でも、人間関係の問題でも、自分の中に、絶対に見ても触れてもいけない場所があることを忘れていられるなら。

そうやって外側の問題(不平不満)で目をキョロキョロさせている限り、安泰です。1つの問題が終われば、また次の問題がやってきます。「なんか違うんだけどなぁ」という思いがかすめても、聞かなかったふりをして、また次の問題と格闘します。それが人生だと信じています。

それをやめて、自分の心に視線を戻しましょう、というのが奇跡のコースの訓練の第一歩です。本当に問題がある場所(原因)を見ようよ、ということです。

これは、さらっと書きましたが、難しい作業です。山奥でひとりで瞑想だけしているならまだしも、人に囲まれて普通に働いたり家事したりしながら、自分の心を観察するのは繰り返しの練習がどうしても必要です。

心を観察し始めると必ず抵抗が起こります。なぜならずっと見ないようにしてきたものが、ざわざわするからです。「今まで通り、外を向いててくれよー!」と全勢力を上げて、また外の世界に視線を戻すように仕向けられるからです。

心の中を見ることに慣れていないわたしたちのために、奇跡のコースには365日のワークブックレッスンが用意されていて、1日1レッスンずつトレーニングをしていけるようになっています。