Saki Sakurai

マインドとハート

2022.10.05

奇跡のコースは、もう間違いなくマインドのトレーニングのコースで、言葉で脳に働きかけて、心を変える、幻想と真実を分けて取り消していく(HSに取り消してもらう)プロセスですが、どちらかというと男性的といいますか、論理的思考の強い人、言語野が得意な人に好まれるなという印象を持ってます。(好むのと、進歩が早いというのとは別なのですが。)

ほかのスピリチュアルの教えみたいに、ふわふわしたところがなく、論理立てでガンガン畳み掛けられてくるのが奇跡のコースなので、そういうほうが信頼できる、という嗜好性の人に好まれるなと思います。

ふつうは、その思考の逆転のマインドのトレーニングすら並大抵のことではないので、とても時間がかかるものなのですが、わたしの経験上、マインドのトレーニングでは行きつかない、そこから先はどこにも行けないような地点がありました。ハートが声を上げて泣いているのがはっきり聞こえたのです。

語弊がないように付け加えますが、これは奇跡のコースだけでは真の平安に行き着くことはできないと言ってるわけではありません。奇跡のコースは間違いなく、真実へわたしたちを連れ帰ってくれるカリキュラムです。ですが、その特性がマインドの訓練に特化しているので、ハートへのアプローチがあるよ、と教えてくれているのが「愛のコース」です。みんながみんな、愛のコースをすべきとも思いませんし、愛のコースに懐疑的ならば、奇跡のコースだけでもじゅうぶんだと思います。

けれども、わたしは極限までマインドのトレーニング(ゆるし)をして、マインドが静まったある瞬間、ハートが呼ぶのが聞こえました。ハートは泣いていました。あまりにもハートは無視され続けていたからです。マインドもまた泣いてました。もうどこにも行けないよ、とわかっていたからです。そして、マインドがハートに歩み寄りました。「助けて、教えて」と。そして、感じたことのないような深い安心感に包まれました。

そして、これもまた難しいところなのですが、普通はハートの声と聞くと、感情と紐づけてしまうため、「そうね、やっぱり自分の感情を大事にすべきなんだわ!」とまた鎮まりかけたエゴを煽ってしまうのです。

でも、ハートの声と感情は別です。ハートの声は、ワーワー喚きません。とても静かで、優しいものです。ほんとうのわたしたちとは、”ハートとマインドがひとつになったもの”だと、愛のコースは教えてくれています。それは、判断したり弾劾したり締め付けたりしないものです。

2019年5月にボストンで行われた奇跡のコースの世界的カンファレンスに参加した際、愛のコースの著書であるマリ・ペロンさんとそのご友人と直接お話しさせていただく機会がありましたが、彼女たちはまさに、それを体現されていらっしゃる方々でした。ふんわりと、優しく、わたしを包み込んでくださいました。

またしばらく、愛のコースのテキストに触れて、ふわふわの中にいたいと思います。