Saki Sakurai

奇跡のコースに物申したくなるとき

2022.09.14

奇跡のコースを学び始めてから、人生模様が好転するどころか悪化した、という人のほうが圧倒的に多いのではないかと思いますが、皆さんはどうでしょう。

それは、人生模様が悪化したのでなくて、今まで見ないようにしていた、隠してきた心のなかにあるものを見始めたので、以前よりも苦しく感じられることが増えた、というのが事実ですね。

ゆるしの道のりは、たしかに最初は苦しいです。あるゆるせないことに対して、1年以上ぐるぐると自我のなかで抵抗を繰り返して、ただただ苦しいという期間もあります。疑いが出てきて、そのうち、憤慨します。奇跡のコースはデタラメじゃないか!やってもやっても、ちっとも変わらないじゃないか!そして、本を投げ捨てます。(わたしは一度amazonで売りに出しました。笑)

でも、これはみんな”自分の”抵抗なんです。奇跡のコースが、ゆるしが、ワークしないんじゃないんです。自分がまだ、癒しを受け入れられないのです。正確に言えば、癒されたくないのです。

だけど、一生懸命やっているうえで実は自分がまだ癒されたくないなんて、そんなトンチンカンなねじれ現象を受け入れるのも嫌なので、わたしたちは奇跡のコースに難癖をつけます。なんでこんなわかりにくい文章なの?なんでこんなに長い文章なの?なんでイエスとかキリストとか宗教的用語を使うの?祈りなんて効かないよ、もっと簡単にパッとできる方法を教えてくれないの?うんぬんかんぬん悪態をつきます。

でも、はっきり言いますけれども、奇跡のコースは至極シンプルで、最短コースです。この世界に霊性の学びの道は幾千もあって、各人が自分にあったものをやればいいわけですが、奇跡のコースが主題とするゆるしは幸せへの最短の道です。

学んでいくにつれ、それは確信に変わっていきます。最初は1年以上かかっていたゆるしが、3ヶ月になり、1ヶ月になり、1週間になり、1時間になり、自我の不平不満の嵐の中にいる時間が減っていきます。平安を保つ時間のほうが増えていきます。

このあいだ、あるクライアントさんが「もっと手取り早い方法はないのですか?わたしにはもうコースをやる時間はないのですよ」と仰いましたが、わたしから言わせればコースをやって今生で目覚めるか、ほかの方法を延々と試し続けてあと5回生まれ変わって目覚めるかの2択です。誇張でもなんでもなく、ほんとうにそのくらい時間を短縮するものです。

だからといって、全員が奇跡のコースをやればいいとはつゆほども思いません。みんな、自分にあったペースで、自分にあったものをやればいいのです。