Saki Sakurai

奇跡のコースについて

1965年にニューヨーク コロンビア大学で
心理学の教授をしていたヘレン・シャックマンのところにやってきたメッセージは、
そこから7年もの間書き取られ、テキスト・ワークブック・教師のマニュアルの
3部作として出版されました。

ACIMについて

以下は、櫻井早紀の私見による奇跡のコースの紹介です。

キリスト教を背景とした言葉がたくさん出てはくるものの、その内容は霊性・スピリチュアリティの道、つまり本当の自分を知るためのカリキュラムであり、テキストの理解と365日のワークブックレッスンの実践を通して、この世界で学んだことを白紙に戻し、新しい思考体系を学んでいくものです。

さらに、学ぶにあたって知っておくと良いことは、わたしたちがこの世界で得てきた学び方が、通用しないということ。

テキストの最初から読み始めて、ページをめくるごとに理解が深まっていく、というものではありません。ワークブックレッスンの1から順に始めて、365まできたら全てわかっているというものではありません。

まず、自分の知っている学び方を手放さなくてはいけないし、率直に言えば「自分には何もわからないのだ」ということを知っていく道です。でも、必ず救いあげてくれる存在がいることに気づいていく道です。

新しい思考体系を学ぶということは、常に今のものの見方ではないやり方で見る、心の訓練が不可欠ですが、道の途中でものすごい自我の抵抗に遭います。真実に近づけば近づくほど、沸いてくる不快な感情を見つめなければならない場面がたくさんあります。(そして、この本を捨てたくなるかもしれません!)その全てが奇跡のコースの学びであり、順調に進んでいるという証です。

自我と一体化しているわたしたちにとっては簡単な学びだとは言えませんが、確実で最短の霊性の道だとわたしは思っています。